[オーダースーツ専門店 横浜]伝統的英国服地とは...。オーダースーツで粋に味わう オーダースーツ専門店 「BESPOKE.I」テーラー・アイハラ- E・PAGE

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開催期間:2017.9.09 - 2017.10.09

伝統的英国服地とは...。オーダースーツで粋に味わう オーダースーツ専門店 「BESPOKE.I」テーラー・アイハラ

オーダースーツ専門店「BESPOKE.I」テーラー・アイハラ

英国高級服地ブランド「DUGDALE BROS&CO」のこだわりの服地づくりに迫る

洗練されたセンスと確かな技術で全国各地にファンをもつ、オーダースーツ専門店「BESPOKE.I」テーラー・アイハラ(青葉台)。
120年以上にわたって受け継がれた伝統技術と色あせない感性で、ハイクオリティな英国製服地を世に送り出しているダグデールブロス社。
“お客さま一人ひとりのための最高の一着” に情熱を注ぐ相原優歩店長が、服地プロデュースのこだわりや秋冬のコレクションについて、ダグデールブロス社トップのサイモン・グレンデ二ング氏に話を闘いた。
(取材日2017年3月28日)

1896年設立。 クラシックで上質な英国製服地をプロデュース

相原さんサイモンさん、ようこそ日本にお越しくださいました。
これは私からのプレゼントです。“扇子”ってご存知ですか?
日本の伝統工芸品であり、扇いで涼をとるものです。
イギリスの伝統ある高級服地ブランドであるダグデールブロス社をイメージしてご用意しました。

1896年設立。 クラシックで上質な英国製服地をプロデュース

サイモン社長ありがとうございます !
素敵な木の箱に入っているんですね。
なんて素晴らしい。扇子はとても美しいかたちをしていますね。
それに良い香りもします。
とてもうれしいです。大切に使わせていただきます。

相原さん白檀という香木が使われているんですよ。
扇子にはいろいろなデザインがありますが、スーツにも合うように、シンプルでシックなものを選びました。
日本とイギリス、国は違いますが、伝統あるものには共通する趣があります。
本物だけが醸しだす気品のような一。 ダグデールブロス社も伝統を大切に受け継いでいらっしゃいますよね。

サイモン社長はい。当社は1896年にイギリスのハダースフイールドで、フレデリックとパーシーのダグデール兄弟によって創設され、その後、四世代にわたって英国製服地を提供してきました。
私たちのモットーは“誇り・情熱・誠実とともに”。
優れた技術を持つ紡績会社や織物会社、加工会社をパートナーとして、経営を続けています。

相原さんハダースフイールドといえば、産業革命の中心地であり、昔から服地産業が盛んですが。

サイモン社長英国製服地の発祥の地といわれており、半世紀前には私たちのようなマーチャントが約50社、服地メーカーも40社ほどありました。
しかし、時代の流れとともにその数は減りました。大手ブランドに吸収合併される企業が相次いだこともあり、昔ながらの経営形態を保っているのは当社だけとなっています。

相原さんダグデールブロス社はハダースフイールド最後の服地マーチャントなのですね。

サイモン社長ええ、昔に比べてマーケットは小さくなりましたが、その分、希少価値が高まっているようです。

相原さん伝統を築いてきたメーカーならではの存在感が注目されているということですね。
以前と変わらない経営を維持できる秘訣は何なのでしょう?

サイモン社長商材の差別化です。 他社とリンクしないように、ヘビーウェイトの商材に着目し展開しています。 読者の方向けにご説明すると、厚手の生地は”へビーウェイト”、薄手は“ライトウェイト”と呼ばれています。
一般的にヘビーウェイトのほうが多くの原糸を使用しているので、暖かい着用感を得られます。
イギリス北部に拠点を置く当社のお客さまは厚手の服地を求められる方が多いので、それを現在も守り続けているのです。

相原さん確かに、ダグデールブロス社はクラシックで気品のあるヘビーウェイトの服地に定評があります。
今の流行を見るとイタリア製の生地に代表されるようなライトウェイトが主流となっていますが、当店のお客さまの中には、へビーウェイト服地のファンも少なくないですね。
ヘビーウェイトは耐久性に優れていて型崩れしにくいですし、しわもできにくい。
オーダーされた方は皆、とても満足されて、「やっぱり伝統的な英国製服地はいいよね」と仰います。ほどよい厚みがあり、しっかりとした風合いなので、仕立て映えするんですよ。

秋冬のおすすめは 『ROYAL CLASSICS』 『ENGLISH&TOWN CLASSICS』

相原さんダグデールブロス社では、豊富なラインナップの服地を出していますが、秋冬シーズンのスーツ用コレクションは、『ROYAL CLASSICS(ロイヤルクラシック)』や『ENGLISH&TOWN CLASSICS(イングリッシュ&タウン クラシック)』が中心になるのでしょうか。

秋冬のおすすめは 『ROYAL CLASSICS』 『ENGLISH&TOWN CLASSICS』

サイモン社長そうですね。『ROYAL CLASSICS』は当社が誇る伝統的なシリーズで、通気性に優れ、しわも寄りにくいです。この秋冬には流行を取り入れた新たなパターンも加わる予定です。
『ENGLISH CLASSICS』は生地表面の毛羽立ちを抑えるクリアカット仕上げを施しています。『TOWN CLASSICS』は、それよりもやや毛羽を残した 、フランネルのようなやわらかく暖かい風合いが特徴です。

相原さんちなみに、日本ではスーツを ”背広”と呼びますが、ロンドンのショッピングストリート“サヴィル・ロウ”に多くのテーラーがあることから、サヴィル・ロウが転じて背広になったという説があります。
『CLASSICSシリーズ』は “サヴィル・ロウウェイト” と呼ばれる英国秋冬素材を象徴するような服地ですし、秋冬用スーツの仕立てにはぴったりですね。

サイモン社長このシリーズは素晴らしいドレープ感が出るんです。耐久性にも優れていて、10年くらいは型崩れの心配もありません。
テーラーにとっても仕立てやすく、とても取り扱いやすい服地だと思います。

相原さんしかもプライスを極力抑えて頂けているのが嬉しいです。 本来ヘビーウェイトの物は使用する羊毛量から考えても高価になりがちですから。

英国の伝統が光るクラシカルなツイードジャケット

英国の伝統が光るクラシカルなツイードジャケット

サイモン社長相原さんは気になるコレクションはありますか?

相原さん『THE WHITEROSE SPORTING TWEED(ホワイト ローズ スポーティングツイード)』などのツイード素材が気になります。日本ではハリスツイードが人気で、帽子やバッグなどのアイテムが続々登場していますが、ツイードの魅力を最大限に引き出すなら、ハリスツイードよりずっとヘビーな『THE WHITEROSE SPORTING TWEED』でカントリージャケットを作ったら素敵でしょうね。
本当の意味でのクラシカルなジャケットが作れそうです。

サイモン社長カントリージャケットは英国の伝統と文化が薫るウェアです。
もともと農夫や漁師が防寒用に着ていたもので、その後、貴族たちが狩猟やスポーツを楽しむときに愛用しはじめたと言われています。
ダグデールブロス社のツイードは、 とてもクオリティの高い英国製の羊毛を使っているんですよ。
英国育ちの羊の原毛を使い、国内で紡績した英国メイドのスぺシャルな糸です。
英国産の羊毛はオーストラリア産やニュージーランド産に比べて原毛が太く、カーぺツトや建築資材などに用いられることが多いんです。
当社では厳選した羊毛だけを使用して紡績を行い、糸のセッティングも研究開発しているので、上質な風合いが自慢です。

相原さん以前、「父から譲り受けたノーフォークジャケットの裏地を補修してほしい」という英国人のお客さまが来店されたことがあるんです。
数十年間着用したものなのに、表地はまったく傷んでおらず、型崩れもしていませんでした。
そのジャケットに使われていたのは、まさに『THE WHITEROSE SPORTING TWEED』のような重厚な素材でしたね。

サイモン社長英国ではこういった素材を “キーパーズ・ツイード” や“ソーン・ツイード”と呼んでいます。
キーパーズは森番、ソーンは薔薇のトゲを意味します。
狩猟時、山中の茨の道を進んでも、この素材はトゲを通さずに、ケガや寒さから身体を守ってくれることからその名が付きました。
よりヘビーなウェイトならコートに、ややライトであればスーツに仕立てるのが向いています。
厚手ですがやゎらかく、ツイードならではの立体感ある織り方で、とても良い雰囲気に仕上がりますね。

カラフルで華やかなベルべット&ライニングコレクションも

相原さんクラシカルで重厚なイメージのコレクションの数々、とても素晴らしいです。
さて、こちらの『COTTON VELVET COLLECTION(コツトンべルべツトコレクション)』は雰囲気ががらりと変わり、カラフルで華やかなラインナップですね。
いずれも鮮やかな発色で、これほどのバリエーションを揃えているのは珍しいのでは?

カラフルで華やかなベルべット&ライニングコレクションも

サイモン社長 『COTTON VELVET COLLECTION』 は、タキシードやスモーキングジャケットなどに使用して頂く為のコレクションです。またスーツやジャケットの襟やフラップ等にも使用して頂けます。 このグレーなんか素敵でしょう?

相原さん先日、タキシードを仕立てに来店されたお客さまも、このグレーを選ばれていました 。
ベルベットでは、普通にありそうで、実はあまりない色ですね。このバーガンディーも深みがあってとてもいい 。
シックな色合いのジャケットのフラップ部分に使ったら、遊び心をさりげなく演出できそうです。
当店では裏地のコレクション『BESPOKE ELEGANCE LININGS(ビスポーク エレガンス ライニング)』もよく使わせていただいています。
御社のように、こういった華やかな柄の裏地を提供するマーチャントは少ないですよね。

サイモン社長そうかもしれません。
『BESPOKE ELECiANCE LININGS』は、豊富なカラーとデザインが自慢です。生地の織り方にも工夫を凝らし、立体感をもたせました。
色鮮やかでありながら派手すぎず、個性的ですが主張しすぎず、どんなスタイルのジャケットやコートにもマツチします。
これからもお客さまのニーズに応えられるよう、ハイクオリティで多彩なバリエーションを打ち出したいと考えています。

相原さん新作のジャガード織のべイズリ一柄なども素敵です。さて、ダグデールブロス社の素晴らしコレクションをご紹介してきましたが、他にもおすすめはありますか?

サイモン社長春夏向けだと『CASCADE(カスケイド)』。やわらかな風合いのアイリッシュリネンに光沢あるイタリアのシルクをミックスしました。カジュアルで軽快なイメージなので、とくに若い世代の方におすすめですね。
太陽光と屋内の照明とで違った色合いを楽しめるのも特徴です。

相原さんありがとうございます。当店のお客さまにも、ぜひおすすめしたいと思います。
最後にお客さまへのメッセージをお願いします。

サイモン社長今日は相原さんとお話しできて、とても楽しかったです。
有意義な時間を過ごすことができ、たいへん感謝しています。
私たちはこれまで4世代にわたって築き上げてきた歴史を礎に、誇りをもって服地づくりに取り組んでいきます。
お客さまにより満足していただけるよう、皆さんの声を取り入れながら、上質な英国製服地を世に送り出します。
これからも新しいラインナップが登場しますので、どうぞ楽しみにしていてください。

相原さんとサイモン社長
ダグデールブロス社トップ

       サイモン・グレンデ二ング氏&オーダースーツ専門店「BESPOKE.I」
テーラー・アイハラ
              店長 相原氏

AUTUMN FAIR  9/16 SUT ~ 10/29 SUN

DUGDALE BROS.(特別価格)

NEW FINE WORSTED 280/310GMS スーツお仕立て \69,000
ROYAL CLASSIC 370/390GMS スーツお仕立て \79,000
ENGLISH CLASSIC & TOWN CLASSIC 400/435GMS スーツお仕立て \79,000
THE WHITE ROSE SPORTING TWEED ジャケットお仕立て \69,000

その他

国内ブランド スーツお仕立て 2着 \82,000~
ジャケットお仕立て \27,000~
コートお仕立て \55,000~
インポートブランド スーツお仕立て 2着 \98,000~
ジャケットお仕立て \35,000~
コートお仕立て \63,000~
高級ブランド スーツお仕立て 2着 \148,000~
(ドーメル、ゼニア、ホーランドシェリー等)

他アイテム

オーダーシャツ \12,000~
オーダータイ \10,000~
オーダーハット \10,000~(※)
※ジャケット、コート、スーツと同素材にて同時注文時は割引あり

上記価格は全て税別。別途消費税8%を頂戴いたします。

オーダースーツ専門店 BESPOKE.I (ビスポークアイ) テーラーアイハラ

TEL 045-983-1129
FAX 045-983-1129
住所 神奈川県横浜市青葉区桜台26-26
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アクセス 東急田園都市線「青葉台駅」より徒歩10分
営業時間 AM11:00~PM9:00
定休日 水曜日、第1火曜日
メール tailor@aihara.biz
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